播州三木打刃物

播州三木打刃物
安土桃山時代の末期、三木城が羽柴秀吉に攻められて落城し、三木の町は破壊されました。
その後秀吉が、町民の諸税を免じて町の復興を図ったところ、神社、仏閣、家屋の再建のため、大工職人が各地より集まり、三木の大工道具の発展につながったのです。

概要

工芸品名 播州三木打刃物
よみがな ばんしゅうみきうちはもの
工芸品の分類 金工品
主な製品 鋸、のみ、鉋(かんな)、小刀
主要製造地域 三木市
指定年月日 平成8年4月8日

特徴

江戸時代から和鉄の鍛練が継承され、明治時代に、新しい技術により、多くの品種の打刃物が開発されました。現在でも伝統的工芸品に直接携わっている職人は全体の20%を占めており、伝統を守っています。

作り方

のみ、鉋、小刀にあっては鉄と炭素鋼を炉で熱し、鎚打ちにより鍛接します。成形は、炉で熱し、泥塗りしながら鎚で鍛練して仕上げます。鋸、こては歪取りが職人の最も腕の見せどころで、三木の職人はこの素晴らしい技術を持っています。