房州うちわ
「房州うちわ」は「京うちわ」「丸亀うちわ」と共に日本三大うちわのひとつとして房州(千葉県南部)に受け継がれている伝統的工芸品です。
地元で取れる材料の女竹を40本程度から多い者では60本以上に割いた頬値を糸で編んで作られ、細かい間隔で扇状に広げた骨と弓竹が作る半円の「窓」の美しさと「丸柄」が特徴です。細い竹の骨が生み出す「しなやかな優しい風」を感じてください。
概要
工芸品名 |
房州うちわ |
よみがな |
ぼうしゅううちわ |
工芸品の分類 |
その他の工芸品 |
主な製品 |
うちわ |
主要製造地域 |
館山市、南房総市 |
指定年月日 |
平成15年3月17日 |
特徴
良質の女竹を骨部分に、真竹を弓部分に使用し、京うちわの差柄、丸亀うちわの平柄に対して、丸柄であること、丈夫で半円の格子模様が美しいうちわです。
作り方
うちわの骨部分は、一本の丸い女竹をそのまま細かく割いてあわせの構造をもつ骨を作ります。次にできた骨にていねいに和紙や絹織物、綿織物を貼り、へり付けを行ったあと、柄尻を塗って仕上げます。