越後三条打刃物

越後三条打刃物
農業に必要な道具として、中世より「鎌」「鍬」等の製造を行い、閑散期の農家の副業として始まった「和釘」作りを経て、「包丁」「鉋」 「鑿」「木鋏」「切出小刀」「鉞」など多くの種類の打刃物を作るようになりました。
また、打刃物の製造に必要な道具「ヤットコ(鉄ハシ)」なども 鍛冶職人が製造することができるなど、製品からその道具・用具まで一貫して作る技術・技法を現在まで継承しています。

概要

工芸品名 越後三条打刃物
よみがな えちごさんじょううちはもの
工芸品の分類 金工品
主な製品 庖丁、切出小刀、鉋、鑿、鉈、鉞、鎌、木鋏、ヤットコ、和釘
主要製造地域 三条市
指定年月日 平成21年4月28日

特徴

使用分野ごとに特化した形状、材質を用い作られているため扱い易く、切れ味の持続性もあり、長期使用に耐える耐久性も兼ね備えています。

作り方

製造工程は、鍛造(鍛接)、成型(火造り)、刃付け、研ぎ、焼入れ、焼戻し、狂い取り(歪取り)等多岐にわたっており、 それぞれの工程において手工業となっています。