越前箪笥
江戸時代後期より製造されており、ケヤキ、キリ等の木材を独自の指物技術により加工した後、漆塗りを施し、鉄製金具で装飾する重厚な製品造りを行っています。
概要
工芸品名 |
越前箪笥 |
よみがな |
えちぜんたんす |
工芸品の分類 |
木工品・竹工品 |
主な製品 |
車箪笥、帳箪笥、水屋箪笥、桐タンス、小物入 |
主要製造地域 |
越前市、鯖江市 |
指定年月日 |
平成25年12月26日 |
特徴
ケヤキやキリ等の木材を奈良時代より伝わる越前指物の技術で加工し、豊かな装飾の錺金具や漆塗りが施された重厚なつくりの和箪笥です。鉄金具には越前打刃物の、漆塗りには越前漆器の技術が使われ、近隣の伝統的工芸品とも深いつながりがあります。
作り方
自然乾燥した無垢の木材を使用します。釘やネジを使わない指物技術によって木地を作ります。その後、拭き漆や春慶塗り、呂色塗りを施し、真綿拭きした鉄金具を取り付けて仕上げます。