越前焼
越前焼は歴史は古く平安末期より焼き継がれ日本六古窯の1産地で2017年に日本遺産に登録されています。
現在は福井県内に80件の窯元が日々作陶に励んでいます。
特に近年には越前の陶土を研究、薄造りに成功、強度もアップし話題となっております。
その薄造り盃が桜の花びらのようにひらひらと薄いという点からhiraraとネーミングされました。
概要
工芸品名 |
越前焼 |
よみがな |
えちぜんやき |
工芸品の分類 |
陶磁器 |
主な製品 |
酒器、花器、茶器、日用雑器、壷、かめ |
主要製造地域 |
福井市、あわら市、丹生郡越前町、三方上中郡若狭町 |
指定年月日 |
昭和61年3月12日 |
特徴
釉薬(ゆうやく)を使わずに焼く焼き締めや、灰釉(かいゆう)、鉄釉(てつゆう)を中心とした、素朴な肌触りの陶器です。飾り気のない作り、温かみのある土で焼かれた、暮らしに使う器としての美しさを持っています。
作り方
地元の田の底にある、「青ねば」「赤べと」「太古土」という陶土を主にまぜて陶器用の粘土を作り形を作ります。越前独特のねじ立て成形も、今なお受け継がれています。窯に入れ1,200度~1,300度の高温で焼き上げます。