岐阜提灯
岐阜提灯は、18世紀の中頃に、岐阜で作られたのが始まりとされ、近くに原材料の和紙、竹が豊富にあったことから発展しました。
19世紀前半には、現在のような特徴を備えた提灯が、かなり普及したと言われています。お盆用や納涼用に広く使用されています。
概要
工芸品名 |
岐阜提灯 |
よみがな |
ぎふちょうちん |
工芸品の分類 |
その他の工芸品 |
主な製品 |
提灯、大内行灯(あんどん) |
主要製造地域 |
岐阜市、山県市、瑞穂市、羽島郡岐南町 |
指定年月日 |
平成7年4月5日 |
特徴
形が清楚で、細工が精巧で、火袋には優雅で秀麗な彩色絵が施されています。骨になる竹ひごは細く、紙は極めて薄く、花鳥、風景、人物等の絵が描かれています。形は球形か卵型をしています。
作り方
まず提灯の張り型を組立て、型に刻んである溝に沿って螺旋状に竹ひごを巻きます。次に竹ひごで作られた骨に糊を付け、和紙または絹を貼り、要らない部分を切り落とします。刷り込みまたは描き絵によって絵付けをし、提灯が乾燥したら型を抜き取り、上下の輪を組み込んだ後、付属品を取り付けて完成します。