唐津焼
唐津焼の始まりについては、いくつかの説がありますが、16世紀の終わりにはすでに焼かれていたとされています。
松浦地方各地で窯が築かれ、松浦古唐津、多久(たく)古唐津、平戸古唐津、武雄(たけお)古唐津と呼ばれていました。中でも松浦古唐津焼は、「唐津もの」と呼ばれ現在まで受け継がれています。
概要
工芸品名 |
唐津焼 |
よみがな |
からつやき |
工芸品の分類 |
陶磁器 |
主な製品 |
茶器、花器、徳利 |
主要製造地域 |
唐津市、武雄市、多久市、伊万里市、嬉野市、東松浦郡玄海町、西松浦郡有田町、杵島郡白石町 |
指定年月日 |
昭和63年6月9日 |
特徴
唐津焼の魅力は、土の味わいと素朴な作風にあります。描かれている模様は野趣に富み、土の温もりを感じさせます。製品では特に茶陶器として有名です。
作り方
ろくろ、たたき、たたら、押し型等の技法を使って形を作ります。装飾技法しては、彫り、刷毛目、象嵌(ぞうがん)、掻(か)き落し等があり、釉薬(ゆうやく)を施し約1,300度の高温で焼き上げます。