久留米絣
19世紀初めに、一切れの木綿の古い布のかすれた糸をヒントに、12歳の少女によって始められました。
その後、現在の福岡県南西部にあたる久留米藩が産業としての奨励したことに加えて、絵絣技法や、小絣技法といった改良工夫によって、久留米絣は、大柄小柄絣、そして絵絣等、他に類のない特徴的な技術を持った木綿絣産地として発達してきました。
概要
工芸品名 |
久留米絣 |
よみがな |
くるめがすり |
工芸品の分類 |
織りもの |
主な製品 |
着物地、洋装、インテリア商品 |
主要製造地域 |
久留米市、八女市、筑後市、大川市、うきは市、八女郡広川町、三潴郡大木町 |
指定年月日 |
昭和51年6月2日 |
特徴
絣は先染め織物の一種です。糸の段階で括(くく)りによる絣糸を作って染色し、織り上げていくため、デザインに深みがあります。素朴な織物で、着物、小物、インテリア用品等幅広く活用されています。
作り方
絣図案を作り、経糸、緯糸ごとに整経、絣括り、織締めの作業を経て、染色して作った絣糸を用いて、絣柄を手で合わせながら織り上げていきます。