宮城伝統こけし

宮城伝統こけし
江戸時代中期以後に、東北地方の温泉土産として生まれたものと伝えられています。
宮城県内には、「鳴子(なるこ)こけし」「作並(さくなみ)こけし」「遠刈田(とおがつた)こけし」「弥治郎(やじろう)こけし」「肘折(ひじおり)こけし」の5つの伝統こけしがあります。

概要

工芸品名 宮城伝統こけし
よみがな みやぎでんとうこけし
工芸品の分類 人形・こけし
主な製品 こけし
主要製造地域 仙台市、白石市、大崎市、刈田郡蔵王町及び七ヶ宿町、柴田郡川崎町、宮城郡松島町
指定年月日 昭和56年6月22日

特徴

頭部と胴体だけという、極めて簡略化された造形の美に加え、清楚で可憐な姿は、山村の自然に囲まれた素朴な作り手の心から生まれた美しさです。

作り方

こけしの材料となる木の皮をむいて6カ月~1年間自然乾燥させた後、寸法に合わせて木を切り、不要な部分を切り取ります。ろくろを回転させて頭、胴を鉋(かんな)で削り、サンドペーパーやとくさ等で磨いたものに顔や胴の絵柄を描き、頭を叩いて胴に入れ込みます。