宮島細工
鎌倉時代初期、神社や寺を建てるために鎌倉地方、京都地方から大工、指物師が招かれました。その技術の流れをくむものが現在の宮島細工です。
県境に豊富な森林資源があり、廿日市地区が木材の集散地であることから、宮島細工は発展しました。
概要
工芸品名 |
宮島細工 |
よみがな |
みやじまざいく |
工芸品の分類 |
木工品・竹工品 |
主な製品 |
しゃもじ、ろくろ細工、刳物細工(くりものざいく)、彫刻 |
主要製造地域 |
廿日市市 |
指定年月日 |
昭和57年11月1日 |
特徴
宮島細工は、しゃもじ製作を始めとして、ろくろ細工、刳物細工、彫刻と、幅広く日常生活に使用される物が多く作られています。製品は木地仕上げが多く、木本来の持ち味を生かしており、自然に育まれた木目の色調や手触りを十分に生かした製品です。
作り方
木取り、木地作り、仕上げ、加飾の工程が基本です。加飾は宮島彫りや天然漆を使った漆拭き、錆(さび)色染等で行います。