二風谷アットゥシ

二風谷アットゥシ
紗流川流域に古くから伝わり、江戸時代には紗流川流域の物産として他地域との取り引きが行われていました。
二風谷アットゥシは、百年以上前に使用されていた道具とほぼ同様の道具を現在も使って作られています。

概要

工芸品名 二風谷アットゥシ
よみがな にぶたにあっとぅし
工芸品の分類 織りもの
主な製品 着尺、着物、手甲、脚絆、帯地、壁掛け、小物類など
主要製造地域 沙流郡平取町
指定年月日 平成25年3月8日

特徴

アットゥシとは、アッニ(オヒョウ)等の樹皮の繊維で糸を作り、アットゥシカラペ(機織り機)を使って織られた反物のことを言います。水に強く、通気性に優れ、天然繊維としては類稀な強靱さと独特の風合いを持っています。

作り方

オヒョウ、シナノキの樹皮を剥いで加工し、2mm程度の幅に裂いて糸状にします。機結びにより紡いだ糸に撚りをかけ、糸延ばし、受け糸取りの後、座って機を織ります。