新潟・白根仏壇

新潟・白根仏壇
江戸時代中期に、伽藍師(がらんし)という寺院を建てる専門家が、京都から技術・技法を取り入れて京形の仏壇を作り、さらに、自分の手で簡単な彫刻を施した「白木(しらき)仏壇」を完成させたのが始まりです。
18世紀後半にはこの産地独特の技術・技法が生み出され、各部門ごとの分業化による生産の体制が出来上がりました。

概要

工芸品名 新潟・白根仏壇
よみがな にいがた・しろねぶつだん
工芸品の分類 仏壇・仏具
主な製品 仏壇・仏具
主要製造地域 新潟市
指定年月日 昭和55年10月16日

特徴

仏壇は耐久性と、全体の調和が大切です。須弥檀(しゅみだん)、宮殿(くうでん)等のバランス、彫刻や蒔絵の図柄、漆の塗り具合や金箔の仕上がり、金具取り付け等、全体の仕上がり具合から生まれる荘厳優美な品格を備えているかどうか等が大切です。

作り方

ヒノキ、ヒメコマツ、ケヤキ等の木を用いて、木地、宮殿を作り、その寸法に合わせて彫刻、金具を作ります。完成した彫刻、木地、宮殿は漆を塗り、蒔絵、金箔押しをして金具を取り付け組み立てて仕上げます。