尾張仏具

尾張仏具
尾張仏具は、江戸時代初期頃から愛知県名古屋市を中心に生産されている工芸品。 尾張近郊で採れる良質な木材を資源に、江戸後期、下級武士の内職として発展しました。木製漆塗製品が中心で、多様な工程と、色鮮やかな仕上がりが特徴です。

概要

工芸品名 尾張仏具
よみがな おわりぶつぐ
工芸品の分類 仏壇・仏具
主要製造地域 愛知県名古屋市、一宮市、瀬戸市、春日井市、津島市、刈谷市、犬山市、江南市、小牧市、稲沢氏、東海市、大府市、知立市、尾張旭市、日進市、愛西市、清須市、弥富氏、大治町、岐阜県 岐阜市、多治見市、海津市
指定年月日 平成29年1月26日

特徴

•木製漆塗製品が中心で、各工程において宗旨宗派、寺院用具・在家用具の違いなど製品の細かなところまで専門化され、良質な製品を大量に供給できます。
•木魚・丸金台は現在では日本全国で尾張地区でしか生産されていません。

作り方

尾張仏具は製作工程ごとの職人による分業により作られています。
宗旨宗派、用途・寺院・仏壇の形、大きさに応じて様々な仕様の仏具を製作するために、木地製作・彫刻・漆塗・彩色・錺金具製作・金箔置き・蒔絵・沈金の専門性の高い伝統的な技術を持った職人の手仕事を経て完成されます。