鈴鹿墨

鈴鹿墨
平安時代初期に鈴鹿の山で採れる松材を燃やして油煙を取り、それをニカワで固めて墨を作ったのが始まりと伝えられています。
江戸時代に大名の家紋が決められたり、寺子屋が広まったこととともに墨を必要とする人が増え、領主に保護されたこともあって生産が増えました。

概要

工芸品名 鈴鹿墨
よみがな すずかすみ
工芸品の分類 文具
主な製品 和墨
主要製造地域 鈴鹿市
指定年月日 昭和55年10月16日

特徴

鈴鹿墨は、地理的、及び気候風土の諸条件に恵まれているため、作品創作時の墨の発色が良く、上品で深みがあり、基線とにじみが見事に調和します。

作り方

ニカワを溶かし、良い墨を作るための練り合せを行い、形を作ります。その後、乾燥させて、二枚貝で磨き、絵付けをして仕上げます。